君のお隣




私は洗面所に行き、顔を洗った。


その時ちょうど颯ちゃんが横を通った。



「愛華」


颯ちゃんが私に近づいてきた。
その瞬間、颯ちゃんの香水の匂いがフワッと香った。


「寝癖ついてる」


颯ちゃんは私の髪の寝癖を手ぐしで直してくれた。


不覚にも私の胸はドキッと音を立てる。