駅から家までは徒歩10分くらい。
その間は普通に梅川くんと離しながら歩き、家の前まで来た。
「今日はありがとう」
「いや、俺こそありがとな」
「うん!また今度あそ……」
私の言葉に被せるようにバンッというドアの音が聞こえた。
「あらっ!ちょっと愛華!この男の子は彼氏!?」
「お、お母さん…」
お母さんは玄関から出てそうそう変な事を言ってきた。
「どうも。初めまして、梅川純です」
何故か梅川くんは挨拶をし始める。
「カッコいい子ね!愛華がお世話になってます!」
「いえいえ、こちらこそ!」
「あ、そうだ。梅川くんうちでご飯食べてかない?」
はい!?なんでそうなるの!
「いや、梅川くん無理しなくていいよ!」
「じゃあお言葉に甘えて」
梅川くんはそう言い家の中に入っていった。
私置いてきぼり?
そう小さく呟き、私も家に入った。

