「ちょ‥若葉まじどうしたっ!?」 そんな私の行動を見ていた梅川くんが、焦りながら聞いてきた。 「へっ!?‥あぁ!うん、なんでもない、なんでもない‥へへ‥」 そういえば今電車の中だった! 隣からは鋭い視線を感じる。 「あのさ‥」 「あっ!もう着くよ!降りよう降りよう」 梅川くんが何かを聞いてきそうだったから私は急いで言葉を被せた。 「あ、うん」 梅川くんはまた何かを言おうとしたけど、私が遮るのを分かってるから口を閉じた。