「皐月、消さなくていいよ」 私は皐月の手を制した。 でもやっぱり皐月は対抗する。 「でも、こんなの「書いた奴が消せばいいんだから」 今度は少し強めに言って見た。 すると皐月は手を止めた。 「今度歩美に変なことしたら、ただじゃおかねぇからな!!」 皐月は教室に響き渡る大きな声でそう言った。