「夕菜?どうしたの?」

走って来た夕菜の顔は、少し赤くて…でも、悲しい顔をしてる。

「愛…。直樹がね、……」
夕菜は、泣きそうだった。

「どうしたの?大丈夫?ゆっくりでいいよ。少しづつ、話してみて?」


優しく、そう言うと夕菜はゆっくりと話し始めた…