ゆさゆさと体が揺れる。


「紅葉~」


名前を呼ばれてる。


「ん~…。な~づき~…」



「こらこら、名月じゃねぇって。
俺は竜だぞー(笑)」



はっ!?



一気に目が覚める。


寝ぼけて抱き締めたのは、一緒に寝ていたはずの名月ではなく竜だった。


「ぇっ!?名月は!?」



「家に帰るって荷物まとめてる」



「えっ!?なんで!?」



飛び起きて名月の部屋に行く。