名月は、顔をぐちゃぐちゃにして泣いていた。


あたしのお姉ちゃんは、こんなに泣き虫だったんだ…。


知らなかったや。


しばらく名月は泣いていて、そのままソファーで泣き疲れて寝てしまった。


そんな名月をヒョイッと抱えて、あたしの部屋まで連れていった。


ベッドに寝かせても、全然起きない。


あたしも、寝ようかな。


起こさないように、ソッと名月の隣にねっころがった。


名月…あたし今、幸せだよ。