深紅に染めて(仮)



「紅葉の所より俺の所の方が、毎晩楽しいよ」


「黙れキモ純!
やっぱりまず、お前を殺さねば…」


「空き部屋使えばいいんじゃね?」


仁が言う。


「空き部屋があったのか。
さすがお掃除番長仁。
でかしたぞ〜」


…おっお掃除番長。


わりと背が高くて無口な仁からは想像つかないよ。


「ほんなら、タンスやら欲しいやろ?」


「えっいいの?」


「遠慮すんなって」


「ならあたしと…荷物係は竜でいいか。
さっ買い物行くぞ〜」