―コンコンッ 今度はノックされてからドアが開いた。 いいって言ってないのに…。 「紅葉は多分起きんで。 先名月俺らと飯食おや」 「…呼び捨て」 「あぁすまん。ちゃん付けとか柄やないんでね。 名月も敬語やめや」 「でも、玲治さんのが年上だし…」 「かまへんかまへん♪ ついでにさん付けもやめてくれ。 鳥肌立つわ」 「…うん、わかった」