深紅に染めて(仮)



「名月、ようこそ真紅へ!
ここにいるのはみんな幹部だから。
安心して、変だけど悪いヤツはいないよ」


「う…うん」


「野郎共!!紹介しよう。
あたしの大切なお姉ちゃんの名月だ」


「…どうも」


名月は軽くお辞儀をした。


「えらいそっくりやなぁ…
ほんで、ここに連れてきてどないするん」


「名月はぁ…。昼間白龍の奴らに絡まれたりとか、まぁいろいろあって〜…
と言うことで、名月は今日からここに住みま〜す♪」


「「「「「えぇ!?」」」」」


見事なハモりっぷりに思わず耳を塞いだ。