「遅かったなぁ。何処まで油売ってきたんや?」 幹部室に入るなり、予想通りの声をかけられた。 赤髪の関西なまりのこいつは玲治(レイジ)。 言うならば、みんなの母ちゃんだ。 「何この子〜!紅葉と同じ顔なのにカワイーね、この子♪ なんて名前なの?」 下心がぶらさがってるこいつは、純こと純也(ジュンヤ)。 「あたしの大切なネーチャンだから。 触ったら、殺すぞ☆」 少し純に攻撃を加えてから、名月の方に振り返る。