なのに、私はイラつくことしかできなかった。



「ほーのか!」

えっ!?

廊下を見ると、稜弥がいた。
気づけばもう放課後だった。


「…稜弥」


荷物を持ち稜弥のところへいくと
、手を差しのばしてきた。


その手をとり、一緒に歩いて帰った。



夜の出来事。

「…」

あてもなく、ぶらぶらと町を歩いていた。


「ねぇねぇ彼女ー♪
俺らとあそばない?」


声の方を見ると男二人組だった。