「別れよう」 「そうね」 一言で言われた。 だから私も一言で返した。 すると彼は去っていった。 私、山本穂香。 今は3学期。 もうすぐ2年生も終わりだ。 高校生活もあと1年か…。 私も鞄を持ち、昇降口に向かった。 ガタッ 「俺神崎輝です。好きです。付き合ってください!」 靴にはきかえると、前に男子が立っていた。 神崎輝 Kanzaki Hikaru と名乗った彼。