Blue sky ~ 記憶 ~

「あっ…次の時間って教室移動だよね?」
 
 
 
「そうだね、行こっか。」
 
 
 
高橋達は教室を出て行った。
 
 
 
「あんまり気にしない方が良いぞ。」
 
 
俺は黙り込んでいる華音に声をかけた。
 
 
「ふん、言われなくても気になんかしない。」
 
 
 
「なら良いけど……ってあと一分でチャイムなるじゃねぇか!」
 
 
 
俺は慌てて華音に言った。
 
 
 
「…あたしはダルいから屋上にでも居る。」
 
 
 
そう言い、華音はあくびをした。
 
 
 
「…そうか。じゃあ俺行くからっ!」
 
 
そう言うと俺はダッシュで教室に向かった。