Blue sky ~ 記憶 ~

「…何で華音が俺を不幸にするんだ……?そんな話あるわけないだろ。」
 
 
 
俺は意味の分からない華音の言葉に苛立っていた。
 
 
 
「……前にも言っただろ…?」
 
 
 
「何をだ?」
 
 
 
 
 
「あたしは呪われてる…って……。」
 
 
 
「…………。」
 
 
 
またその話かよ…。
 
 
そんな話を信じられるわけない。
 
 
 
でも、華音の顔はとても嘘を言っているようには見えない。
 
 
 
 
けど呪いなんて…
あまりにも非科学的だ。
 
 
 
「…やっぱり信じられないよな。」
 
 
華音はため息混じりに言った。