次の日、予想していた通り俺の足は、思うように動かすことが出来なかった。
 
 
 
今までとは、比べものにならないほどの痛みだった。
 
 
分かっていたはずなのに、少しショックを受けている自分が居た。
 
 
 
「…さすがにやべぇな。」
 
 
何となく、そんな気がした。
 
 
当然、学校は休んだ。
 
おふくろにバレないかドキドキしたが、たぶん大丈夫だと思う…。
 
 
 
 
 
午前九時ちょっと前に、突然俺の携帯が鳴った。
 
 
 
「誰だよ…。」
 
 
俺は精一杯、手を伸ばして携帯を取った。
 
 
 
…非通知かよ……。
 
 
俺は面倒くさいと思ったが、一応電話に出た。
 
 
 
「…もしもし……」
 
 
「大丈夫か…?」