Blue sky ~ 記憶 ~

「…やっぱりお前も同じか……。」
 
 
華音は眉間にしわを寄せて言った。
 
 
 
「何がだ?」
 
 
 
「……だから…お前になど話したくなかったんだ。」
 
 
そう言った時の華音は、なぜだか悲しそうに見えた。
 
 
「質問の答えになってねぇぞ。」
 
 
俺は少しキレ気味に言う。
 
 
「…………。」
 
 
「おい…聞いてん……」
 
 
ガタンッ…!
 
 
「………っ!?」
 
 
 
俺は何がおきたのか分からなかった。
 
 
 
「…華音っ!?」
 
 
話の途中でいきなり華音が倒れた。
 
 
 
「おいっ………!?」
 
 
 
俺は華音を抱き起こす。
 
 
こいつ……
すごい熱あるじゃねぇか…。
 
 
とにかく、保健室に行かないと…。
 
 
 
俺は華音を持ち上げると、保健室へと急いだ。