「えっ…!?」
 
 
俺は驚きの声をあげた。
 
 
「すまんのぉ……今日一日だけ見てやっておくれ。」
 
 
 
おいおい、まじかよ。
 
 
子供のおもりなんて…
 
 
今日はこの近所を散歩しようと思っていた。
 
 
 
「…で、誰の面倒を見れば良いんだ?」
 
 
俺は諦めて、明日散歩することにした。
 
 
「向かいの子と遊んでやっておくれ。」
 
 
 
「あぁ、分かったよ。」
 
 
 
 
言われた通り、俺は向かいの家に行った。
 
 
 
ピンポーン…
 
「すみませーん!」
 
 
 
…ばあちゃんの話によると、今日この家の親は隣町に用事で出掛けるらしい。
 
 
 
ガチャッ…
 
 
 
玄関のドアが開いた。
 
 
そこには、小学校低学年くらいの子供が二人、幼稚園くらいの子供が一人居た。