「うんっ!」
「じゃあ柚、今日は帰ろうか。」
柚の手をとり言った。
「うん!是奇お兄ちゃん、ありがとう!ばいばい…!」
柚が俺に向かって手を大きく振った。
「あ…あぁ…じゃあな、元気に頑張れよ!」
俺も手を振り返して言った。
「それでは、失礼します。」
…行ってしまった……。
柚に聞きたいことがあったのに。
俺が聞きたいのは…
本の結末だ。
それ以前に、あの話…
まるで俺達のようだ。
右手首にあざがあるロズが華音…。
ロズの親友アーシャが高橋…。
そして、最後に出てきた少年が……俺……。
「じゃあ柚、今日は帰ろうか。」
柚の手をとり言った。
「うん!是奇お兄ちゃん、ありがとう!ばいばい…!」
柚が俺に向かって手を大きく振った。
「あ…あぁ…じゃあな、元気に頑張れよ!」
俺も手を振り返して言った。
「それでは、失礼します。」
…行ってしまった……。
柚に聞きたいことがあったのに。
俺が聞きたいのは…
本の結末だ。
それ以前に、あの話…
まるで俺達のようだ。
右手首にあざがあるロズが華音…。
ロズの親友アーシャが高橋…。
そして、最後に出てきた少年が……俺……。


