私は、朝起きて、中学へ向かった。

中学では、HRまでみんな普通だった。

HRが始まると、先生が私が転校する事を話始めた。

そこで、色々な先生がお別れ会を開い
た。クラスは、たーくんと同じなので引っ越しする場所を言った。

放課になったので一度休憩になった。途端にみんなが私の所に集まった。すると、ある子が気付いた。

「一葉ちゃんの右手の薬指にはめてる指輪って、大義君と同じじゃない?」

私は、一瞬戸惑った。これをたーくんから貰ったなんて言ったら、あれだしな。

そんな事を思っていると

「そうだけど、なんか文句ある?
それをはめとけば、かずに悪い虫つかないでしょ?」

たーくんの一言にみんながビックリしていた。

けど、みんなは、私に何も言わなかっ
た。と言うか、私が放った険悪ムードでしゃべれなくなったのだろう。

私が険悪ムードを放った理由は、私に悪い虫がつかないようになんて言ったからだ。そのまま、婚約指輪って言ってくれれば良かったのに。

なんて、思っていた。