ーー私達の約束、それは、“ずっと支え合う”これが私達の約束だった。

だから、たーくんが手術する時私は、一睡もせずに待合室で待っていた。

たーくんは、私が学校で虐められていると助けてくれた。

虐められていた理由はたーくんには言わなかった。

ーー理由は、たーくんは、学年で一番モテていた。私はいつもたーくんと一緒にいた。

たーくんは、私以外にキツかった。

バレンタインの時に、一番可愛いって言われてる女の子がたーくんにあげた。

たーくんは、無表情で返した。私がたーくんに渡した時は、とても喜んでくれ
た。

それを見ていた女子が私を虐めるようになった。

たーくんは、私の様子に気付いたらし
く、必死で私を庇った。

これが余計に女子の怒りを買った。

でも、たーくんは、私を守り続けた。

それから、私は武道教室に通った。
週に二回、三時間。親は反対したが、たーくんに迷惑かけたくないからと言って
勉強のお墨付きで習い始めた。

それから、私は普通に男子と喧嘩するようになった。

女子に見せつける為に・・・。

私は、年が上がるたびに問題を起こすようになっていた。

その問題は、たーくんが関わっていた。

今を思えば、無茶苦茶だなと思った。