【放課後】


私と奈優は、和真が部室に入ってくるまで、隠れていた。

サプライズなんだから・・・・・・

「あ~疲れたな・・・」和真はそういうと、机の上にポンッとカバンを叩き置いた。


私は背後から、そっと和真に近づき、両手で両目を隠した。

そしてその間に、奈優が3つのプレゼントを机の上に並べた。

「なっなに・・・奈々か・・・おい?」


「奈々だよ。いい、和真、昨日はありがとう。奈優と私からの

友情の証だよ。」


そう言って、私は両手を外した。


和真は子供みたいに嬉しそうに

「なんだ、なんだ。」と言った。


3人一緒に開けるんだよ。

「せ~の、オープン!」