すると、和真先輩が部室に入ってきた。

「奈々、奈優は女だぞ。イチャイチャすんな。」

いきなり荒い口調で言ってきた。

怒ってるかのようにも見えた。

いつもの先輩とちょっと違うような・・・・・


「何、言うの?和真?」

「お前だって、知ってるだろ。可愛い奈々が、お前と同じように、‘レズ’で有名になってもいいのか?」

「・・・・・・・・」


奈優先輩は、珍しく、何も反論しなかった。



「奈々は、俺が守るよ。他の男からも女からも・・・・・

そのほうがまだ安心じゃないか?」



「・・・・・・・・・」


奈優先輩は、沈黙になった。




私も同じく何も言えなかった。