やがて、輝の家へ着いた。


輝の家は、私が思っていたよりはるかに地味だった。

物件は新しいが、間取りは1LDKだった。

「お前、風邪ひくから、先にシャワー浴びろよ。」

「えっ、私はいいよ。大丈夫・・・・」

「いいから早く、はい、タオル。」

私は緊張しながらも、言われるまま、シャワーを浴びてしまった。

そして次に輝がシャワーを浴びている間、

私は、見てはいけないとは思いつつ、輝のTシャツを着ながら、部屋の中を探索してしまった。

一番に目に入ったのは、駅員の制服。

とても駅員には見えないな・・・あのさわやかな色気ある笑顔・・・たまらない。

そして次に目に入ったのは、お母さんらしき人と映った輝の小学生くらいの写真。


このお母さんが病気で、輝頑張ってるんだ・・・・私はそう思った。

私は輝を応援しようと心に決めた。