まるでこうなることを予想していたかのように、二枚のバスタオルを輝は持っていた。

「さすが輝。」そういいながら、輝の頭をバスタオルでくちゃくちゃにしてやった。

せっかくのヘアーも台無し。

私は、素の輝を見た気がして、ドキドキした。

「奈々・・・」そう言って今度は輝が私の身体を優しく拭いてくれた。

そして、次の瞬間、輝は私の肩をぎゅっと抱き寄せた。

私は輝にkissをされた。

今までにしたこともない深いkiss~甘い甘いkiss.

最高の瞬間だった。


目の前には、キラキラとした海が果てしなく広がっていた。