【昼休み】

私は、チケットが手に入ったことを、桃華にメールした。

返事はやはりすぐに来た。

「なんで?どしたの?でもラッキー!」

「またもらったの。今日も駅に6時ね。」

「うん、了解。」私はそう返信した。





そして、ランチをすませると私は夢乃と屋上に上がった。


まぶしい太陽の光とと気持ちの良い風がスースー私の身体に当たる。


「奈々、和真先輩のことは、もう平気なの?」

「えっ、あ~」すっかり頭の中が輝になっていた私は、ピクリと驚いた。

「うん・・・なんとか・・・勉強の邪魔したくないし・・・」

「そっか、恋、次の恋が一番の薬だよ。」夢乃はそう答えた。

「そうなのかな?・・・・」私は呟いた。