【放課後】


私は、授業を終えるころには、心臓がバクバクしていた。ここからだと、すぐに高校を出ないと、約束の5時に間に合わない。


私は、旭丘駅まで行き、すぐに電車に飛び乗った。

一体私はどうなるんだろう・・・・そんなことばかり考えながら・・・・



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ようやく、おばあちゃんの仕事場がある駅に着いた。


一歩一歩噛みしめて歩く私。


そして、古い薄気味悪いビルについに到着した。


「トントン、おばあちゃん、奈々です。」


「おお、奈々か、返却に来たんだね・・・・」


「うん。おばあちゃん、私はどうなるの?」


「なんだい、お前次第と言っただろ。不安なのかい?」