「どうして………こうなったの?嘘だったの?どうして…弥生なの?」 突然込み上げてくる絶望の哀しみは最近なかったのに、こんな話をして思い出して…。 何度も我慢しようと瞼を両手で強く伏せた。 我慢しようとすればするほど、彼の顔、彼の声、彼の思い出が濃くなっていく。 美化されたんじゃないよ、 この思い出が事実なんだよ。 愛しすぎて愛しすぎて、優ちゃんの為だけに生きてきた。 一も二も優ちゃんだった。全てが優ちゃんだった。 助けて……。 此処から助けて…。 優ちゃん愛してる。