――――何の匂い?



――――ライトブルー。



――――ドルガバの?



――――そうだよ。



――――良い匂い。



――――ルイも良い匂い。



――――香水つけてないよ?



――――するよ、














ルイの匂いがする。


















対面したその日の夜、二人きりになりたかった。二人きりになった。


何度も唇を優ちゃんの部屋で重ねた。


長く長く舌を絡ませ時おり漏れる小さな声を、優ちゃんは優しく包み込んでくれた。


細い身体なのに筋肉質な優ちゃんの上半身を、何度も抱き締めた。


強く強く




抱き締めた。







愛してる





初めてこの言葉以外見つからない程の人と巡り会えた。