初めてキスをしたのは弥生がトイレに行ってる時だった。 「……優ちゃん。」 「我慢しろっていう方が無理。」 弥生が戻ってきて知らない顔でまた三人で話をするが、頭のなかは目の前にいる優ちゃんでいっぱいだった。 マナーモードにしていた携帯を開くと、いつの間にか優ちゃんからメールが来ていた。 この後は ルイと二人きりになりたい。 頭どころか、私の全身がもう優ちゃんを好きと認知した。