「ルイ……、ごめん、私…私…。」 彼のTシャツを裏返しに着ている弥生が口を抑え涙目になって何かを訴えようとしている、が、私はその姿に堪えきれない怒りのボルテージが上がり、持っていたブーツを弥生に勢いよく投げつけた。 「キャァァッ!!」 「ルイっ!止めろっ!!」 投げつけたと同時に私はリビングの隅に置いてあった護身用の金属バットを握りしめて弥生に向かって行った。 「ルイっ!!!」 そこから先は、覚えていない。