散らばった破片を一気に口に押し込めばきっと死ねるのに、









やっぱり一人で死にたくない。















雅巳君


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さようならとまたねの意味は同じなのかもね。






ブラック珈琲が急に受けつけなくなった。優ちゃんが美味しいと言っていたから自分に暗示をかけていたのかな。





割れた音と共にその暗示が解けたかのように、優ちゃんへの想いが一つ消えていった。




彼――――……雅巳君は一体どんな人なの?




消えていく代わりに新しく芽生えた感情。



これもまた、情緒不安定なのかな。