今日私は死にました




「人を好きになったこと無いの?」


「良いかもと思った子は居るけど、それはセックスの相性だとか、中身を見ない外見が好きだとかその程度だよ。



逆によく赤の他人のことを全て知らないのに愛すことが出来るなって思うよ。結局自分の為にこうしてくれたら良いなって都合良い奴を気に入るだけの話でしょ?



ルイみたいな子は沢山見てきたって言ったじゃん?その程度の男を惚れたのはテメーなのに何が『私はこんなに好きなのに何故わかってくれないの』だよって思う。」





アルコールが入っているせいかいつになくよく喋る。





「まぁでも無償の愛をくれる奴に裏切られたら人間崩壊するけどね。」






「………裏切られたの?」





「………僕は人なんて絶対愛さない。」




「………雅巳君……………。」























「裏切られたのに、また人を愛して愛されたいと思うのは間違ってるの?」














彼の抱えているその苦痛を、私は一粒涙を流して聞きました。















彼が持っていたグラスは床に落ち、乾いた音を立てて破片が飛び散る一瞬の出来事。



モモちゃんの丸いつぶらな瞳はその瞬間をとらえていたね。
















雅巳君の大きな手は







私の首を強く絞める。