今日私は死にました



どうやら昨日のことを気にしてわざわざご丁寧に家に来たみたいだが、私にしたらただのお節介にしか思えないし、ていうか元カノの心配をわざわざ家に行ってまでする?



もしかしたら私と一緒に住んでいた時も同じようなことが有ったんじゃないの?



いや、目の前で女の人が倒れてたことなんて無いし、ましてそれが元カノなんてドラマかって話みたいに出来すぎてるけど。



出来すぎてる事が昨日起こったんだけどさ。




「弥生の返事くらい返してやれよ。スゲー心配してたぞ。」



「……………っ!!」



テーブルに置いてあったテレビのリモコンを投げつけてやろうかと握りしめたが、ヒステリーな部分ばかり見せて私の印象を悪くなるのは納得出来ないから我慢する。



「無神経な男。」



「え……?」



「無神経って言ってるの。用は済んだ?私なら大丈夫だしちゃんとこうして息もしてる。どうぞソレを弥生に伝えて下さい。」



こんな皮肉な台詞を優ちゃんに吐いた事など一度もないが、我慢出来ない。



どうしてこんな男と戻りたいと生き地獄まで見ていたのかわからない。



雅巳君の言う通りだよ。



私の優ちゃんは美化されていたよ。現実はこんな程度の男だよ。世界で一番カッコイイって思っていたのは私の愛ゆえでの盲目のせいだったね。




「なぁ、俺。弥生と別れようと思うんだ。」