ソファに座って、もう一つ空いてるソファをぼんやり眺める。 何処を探しても彼は見当たらないし、名前すらわからないあの香水の匂いもしないし、置いてある灰皿は昨日の吸い殻のまま。 珈琲入れたらシュガーは二つだよね。 次は絶対グラタン作ってあげるからね。 雅巳君。 一日はこんなに長いよ。 貴方に会える日は何万光年と気が遠くなるくらい果てしない時間がかかりそうだよ。 会いたくなったらいつでも飛んで行くのは、私の台詞だよ。 貴方の白い肌を、貴方のその目を、私が包みに行きたい。