睡魔なんて感じなかったハズなのに気付けば眠りに堕ちていて、隣の違和感で目が醒める。
確かにさっきまで寝ていた彼が見当たらず、ついていたリビングの電気も消され、彼が着ていた私のTシャツはソファに置かれていた。
テーブルに置いてあった彼の車のキーは無くなっており、代わりに無くなっていたハズの私の安定剤の薬が三個だけ置いてあった。
時計を見たら朝の四時半。
随分と早いお帰りなのね。
泊まりにならないよ、雅巳君。
タバコの匂いがなんとなく残っており、彼が本当にいたんだと胸が締め付けられるほど苦しくなる。
「もっと……いてくれても良いじゃない…。何が私の安定剤になるよ、よ。」
テーブルに置いてある三個の薬の下に、よく見ると折り畳んである紙が置いてあることに気付いて急いでその紙を開く。



