今日私は死にました




どうして?



優ちゃんが私を裏切った理由?



弥生といつ出来てたとかは知らないけど、理由なんて私より弥生が良かっただけの話しでしょ?








髪の毛を撫でる手が今度は私の背中から胸にかけて抱き締める。




キツくとかではなく、まるで壊れるモノを扱うかのように優しく後ろから抱き締める雅巳君が全く読めない。




「ルイは真っ白だから。きっと手に追えない。」



「どういうこと?」



「素直過ぎるし、優し過ぎるんだよ。男は少し性格が悪い方を好むから。だけど見返り求めない優しさは慣れすぎると見えなくなる。当たり前と思うんだ、優しさや愛情は。与えすぎると見えなくなる。」



「……………。」




「ルイの家族は?」




「私……私……は。」




言うつもりじゃなかったが、ここまで来て隠す必要は無いのかもしれない。




「私、小さい頃からお母さん居ないしお父さんは再婚してもう暫く会ってないの。新しい奥さんとの子供作って、私の居場所が無くて。」



「……………うん。」




気付いたら後ろから抱き締められてる腕を私も絡めていた。




「ルイの何事にも依存性に近い性格はそういうのにも反映してそうだね。君の不幸度は僕の中で上がったよ。頑張ったね。」