「やっぱりあいつは来なかったか」



「来れるわけないよ、


あいつが事件の張本人なんだからさ」



「でもさ晴彦、本当だったら俺たちだって、



こんな所で同窓会なんかやっていられないんじゃないか?



俺たちだって同罪なんだよ」



「そうだよな、結局俺たちだって一緒になってやっていたし、



周りのみんなだってとめることはしなかった、



俺たちみんな同罪だ」



「あんな事さえしなければ、



あいつも自ら命を絶つなんてことしなかった!



あいつが亡くなってから気付いたよ、


いじめというものがどういうものか、



俺たちがどんなに大きな罪を起こしてしまったのか」



「この事実は大人になっても消えないものなんだよな?」