第2ボタン。


だけど、いつあげようか…、

そう思ってるけどなかなか赤尾くんはつかまらない。

タイミングを逃しているうちに、あっという間に放課後になってしまった。

赤尾くんは今、女の子に呼び出されていない。

わかってたけど…、

やっぱり渡せないか…。

あたしはバックを持って、昇降口にむかった。

昇降口にむかってる途中、

あたしが階段をおりてるときに、赤尾くんが階段をあがってきた。