あたしと留美は遊びすぎたから、ベンチに座って休んでいた。 「ねぇ、実衣」 「んー?」 「あのさ、実はあたしの好きな人がこのお祭りにきてるの」 「えぇ!?」 「だから、少しだけ行ってきてもいい?」 「うん!!いいに決まってるよ!!」 「ありがと~」 留美はスマホでなにか打ってから、 「神社の前で待ってるって」