「優里、俺と優里が出会ったのは0歳の頃だよな。」

『そうだね』

「3歳の時、優里が犬に威嚇されてて泣いてた時、俺も泣きながら助けてたな」

『ハハっ そうだったね!』

私達は、昔の事を思いだし微笑みながら会話する。

「んで、5歳の時。
その日は嵐で、雷がずっと鳴っててさ。

優里は大泣きで。おばちゃんとおじちゃんではどうする事も出来なくて、
俺が手を握って抱きしめたら、優里が泣きやんで、一安心。

その時…俺がなんて言ったか覚えてるか?」

『うん…覚えてるよ。
確か、
”僕が優里ちゃんを守るからね!だから将来、僕のお嫁さんになって”って翔太が言って、私の頬にキスをしたよね!』

「そう。
…だからさ」
翔太がそう言って指輪を取り出し、