ギュッ 「よし、行くぞ!」 翔太のその声と共に、舞台の幕があげられ大きな拍手がわいた。 「一之瀬翔太さん!姫川優里さんのご入場です! 大きな拍手を!」 司会らしき人がそう言うとより大きな拍手が体育館に響きわたった。 その中には。 『お母さん!?お父さん!? 翔太のおばさん!?おじさん!?』 「「「「似合ってるよ!」」」」 どうなってるの!? 花道を歩き、先端に着くと、翔太は私と向き合った。