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「優里ちゃ〜ん!こっちも指名!」

『は、はーい!』

「優里ちゃん、こっちも〜!」

『は〜い!』

「優里ちゃん、次はこっち〜!」
『はーい…』

つ…疲れた…

笑顔が引き攣ってしまう…

「優里ちゃん!あっちの席に行ってくれる?」

『分かった!』


そこには、チャラ男が3人。

「わ!君、ちょー可愛いーね!」

「俺らと良いことしよ?」

「はい、行こ〜う」

『やっ、ちょっと!やめてください!』

怖いよ!助けて!誰か!

パシッ

チャラ男が歩くのを辞めた。

「これ、俺の。触んな」

『翔太…』

翔太がいつもより低い声で言った。