「姫川さん、良いですか?」

『は、はい?』

「じゃあ、姫川さんは猫耳メイドで!」

え、え、え、え、え!?!?

『ね…、ね、猫耳…メイド…?』
「そうです、姫川さんのコスチュームは猫耳メイドですよ?」

クラス委員長がニッコリとして言った。

その笑みが、逆に怖いです…

「やります…よね?」

『は、はーい…………』

「では、気を取り直して…
次は―――――」


委員長の言葉なんか耳に入らなかった。

私が…私が猫耳メイド?メイド?猫耳?メイド?

さ、さ、最悪だぁぁぁぁぁあ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

絶対似合わない…絶対似合わない…

なんで皆賛成するの〜…?

最悪…

その4文字でしか表せないよ…