『分かったから、早く2階行こう?』
「ん…」
2階までの階段は、私が翔太を支えながらなんとか翔太の部屋まで到着しました。
『大丈夫?あ、熱さまシート持ってくるね!』
取りに行こうとしたけど、翔太に腕を捕まれて行けなかった。
『翔太…?』
「優里が俺の傍に居たら…熱なんてへっちゃらだから…一緒に居よ?」
翔太はそう言って、私の腕をぐいっと引き寄せ、私もベッドに入った。
『翔太ぁ…///』
今の格好は、翔太が私を抱きしめてギュッとしている。
心臓が…心臓がもたないよぉ…
「優里…おやすみ…チュ…」
おでこに…おでこにキスされました…
私…もう心臓が破裂しそうです…

