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『お母さ〜ん、行ってくるね〜!!帰りに翔太のお見舞い行くからちょっと遅くなっちゃうから〜!』

「はいはい、行ってらっしゃい」

『じゃあね!』

私は、玄関から出て歩きだした。

はぁ…。翔太が居ないからつまんない…学校に着くまで暇だな〜…

「ゆーり!おはよ、なーに浮かない顔してんの?」

『美咲ちゃん!おはよう。や、今日ね翔太がお休みなんだあ…私の風邪がうつっちゃったかも知れないの…』