やんちゃな彼。

ドキドキしながらも


あたしとゆきちゃんは掲示してあったクラスの前に来た。


「緊張・・・するね・・・・・・」


少し青い顔をして不安そうに言ったゆきちゃん、


「だねっ・・・よしっ!!」


あたしが気合を入れ、教室に入ろうとしたとき・・・


「邪魔ッ、どいてくんない?」


斜め上から聞こえた低い、冷たい声。


あたしの頭が、一瞬、凍りついたような気がした。


「あっ、すみませんっ」


「あぁ」


冷たくそう返してきたクールな顔が、


一瞬、驚いたような顔をしたのがわかった。


「お前、名前何?」


「えっ!?」


いきなり名前を聞かれ、驚いた。
ゆきちゃんならともかく、あたしに名前をきいてくるなんて・・・


「めぐ、です・・・・・」


咄嗟に下の名前を言ってしまった。


「めぐね。俺は恭平、よろしくな」


「うっ、うん!!」


そう言うと、彼はあたしの頭を撫でた。


ドキッ・・・・・・・