桜色のラブレター



ーーーーーキーンコーンカーンコーンーーー

やっと学校おわった


とりあえず眠たいし…家に帰りますか!


私が席を立ち上がると咲が慌てたように
私の席にやってきた。


「ちょっと桜なにしてんのよ!」


なにって…

「帰るところだけど?」

そりゃチャイムがなったんだから帰るよ!

そんな私をみて咲は今日で三回目の盛大なため息をついた。

「ハァ…
水着買いにいかなきゃ!

約束してたでしょ」

と飽きれながらいっている


そうだった!


咲と約束してたんだった‼


けど…




「まだ、臨海学校まで二週間もあるんだし…

水着を買いにいくのはまだいいんじゃ…」

すると、そんな私の言葉を咲は引き裂いた。


「あまい‼

やっぱり善はいそげって言うじゃない?」