桜色のラブレター


…えっ…






水着?



私が目を丸くしていると

その様子をみた咲が呆れたようにため息を吐いて話した


「海で泳ぐんなら水着が必要でしょ!」

あっ…



「…そっか…確かにそうだね」


そのことすっかり忘れてた。


私は感心していると

また咲は深いため息をついて

「ハァ…

ほんとに信じらんない…


せっかくの沖縄なんだから可愛い水着持ってかなきゃ!」


確かに…


ほんとに感心ばっかりしてるな…


でも…


私は咲に

「…私…






可愛い水着なんてもってない…」



泳げないから全然水着もってないよ…



学校で着てたスクール水着しかもってないよ…


こんなんじゃ隼に…


嫌われ…



えっ…?


なんで私、隼に嫌われると思って悲しくなってるんだろう…