ーーミーンミーンミーンミーンーーーーー

夏も深まり蝉が泣きはじめたころ


私達は学校で夏の一大イベントについて話し合っていた。


キーンコーンカーンコーン

三時間目のチャイムが鳴るとクラス委員長と副委員長が前に出てきて進行しはじめた

「今から臨海学校について話し合いたいと思います。




まず、行きたい場所から意見はありませんか?」



この学校は臨海学校の行き先から全て生徒が決めることになっている。


けど私は机にうつ伏せで眠気に耐えていて全く話しを聞いていない。


だって場所とかよっぽどのことがないかぎり何処でもいいし…


この時間、お腹も空いたし眠たい…



そう思いながら周りのクラスメイトの話しを適当に聞いていた。